くじらの眠る丘

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くじらの眠る丘は、国道226号線沿いの大浦ふれあいパークにある座礁くじら記念碑(モニュメント)兼展示施設です。マッコウクジラの骨格標本があります。

設置目的[1]

平成14年1月22日、旧大浦町小湊干拓海岸にマッコウクジラ(14頭)が座礁しました。座礁後、10年が経過しましたが、この時座礁したマッコウクジラ(1体)を骨格標本として永久保存し、後世へ座礁の記録を継承するため、「くじらの眠る丘」を建設し、新たな地域観光資源としての有効活用と市内外からの誘客を図り、観光・交流を促進するものです。

由来

平成14年(2002年)1月22日に旧大浦町小湊干拓海岸にマッコウクジラ14頭が集団座礁しました。 日本で初めてのマッコウクジラの大量座礁と言われ、全国メディアに取り上げられました。 クジラの体に海水をかけ続けるなど、救助作業が全国ネットで報道されました。

難航する救出活動の中、1頭の救出に成功し、海に返すことに成功しましたが、残る13頭のクジラは息絶えてしまいました。

死亡したクジラは、学術研究のために骨格を保存された1頭を除き、海底沈下が行われ、 2月1日深夜すべてが海へ戻されました。


 翌年、平成15年(2003年)1月22日に座礁くじら記念碑が旧大浦町(現南さつま市大浦町)に完成しました。

これは、1頭のクジラの救出と、13頭のクジラの埋却・沈設作業に携わった同町並びに建設業者、漁業組合や地域住民らの功績を後世に伝えようと、川辺郡大浦町(現、南さつま市大浦町)のふれあいパーク敷地内に、座礁したクジラの大きさにあわせ約10mのモニュメントが建設されました。

前野輝行大浦町長らが参加して完成を祝う除幕式。株式会社田代設計工房には感謝状が贈られました。

その後、展示施設が平成25年(2013)年3月10日にオープンし、 このとき座礁したクジラの骨格標本や、救助活動の現場の写真パネルなどが展示されています。

施設内の案内

くじらの眠る丘(展示館)と、座礁くじら記念碑があります。隣接して「大浦特産品直売所ふるさとくじら館」があります。

施設情報

所在地等

897-1201 鹿児島県南さつま市大浦町29451


開業日

平成15年1月22日(モニュメント)

平成25年3月10日(日)(「くじらの眠る丘」(クジラ骨格展示施設))

運営

設置 南さつま市(旧・大浦町)

営業時間

1階 いつでも自由に観覧可

2階 9:00~17:00

定休日

なし

料金

  • 無料

その他

駐車場:

  • あり(約20台)

訪問記録

2022.10.31 ソロツーリング


参考資料

  1. 「くじらの眠る丘」(クジラ骨格展示施設) | 南さつま市  https://www.city.minamisatsuma.lg.jp/shimin/oshirase/e017437.html
  2. くじらの眠る丘・座礁くじら記念碑 | 南さつま市観光協会  https://kanko-minamisatsuma.jp/spot/7566/
  3. きょうの出来事 | 鹿児島建設新聞  https://www.kc-news.co.jp/dekigoto/20220122.html

脚注

  1. 「くじらの眠る丘」(クジラ骨格展示施設) | 南さつま市  https://www.city.minamisatsuma.lg.jp/shimin/oshirase/e017437.html