

南さつま市笠沙町にある「谷山展望所(「たにやまてんぼうじょ」、または、「たにのやまてんぼうじょ」)」から、斜面に広がる段々畑を見ることが出来ます。
この段々畑は、江戸時代の後半、近隣の町や村から移住した人々が、耕地面積の少ない土地の開墾を進めようと山の斜面を切り開いたものです。
掘り出した石を積み上げる作業が、長い年月に渡って繰り返された結果、谷山の斜面はまるで城壁のような段々畑へと変化していきました
谷山の段々畑での耕作放棄は平成6年頃のことで、それ以前は薩摩芋を中心に麦、菜種、キヌサヤ等が生産されており、昭和50年代から60年代にかけては、温暖な気候を利用したマーガレットや菊などの花卉栽培が盛んに行われていたといいます(現地案内板にあるらしい)[1]。
施設情報
所在地等
897-1301 鹿児島県南さつま市笠沙町片浦
参考資料
- これぞ絶景!南さつま海道八景 | 南さつま市観光協会 https://kanko-minamisatsuma.jp/feature/8038/
脚注
- ↑ №118 笠沙・谷山の段々畑 : 薩摩の石組み https://ishigumi.exblog.jp/16049584/