大宮神社(薩摩川内市)

国道328号沿線の入来町日之丸にある大宮神社は、中世以来入来院氏の総社となっています。この神社の例祭においては、入来独持の「入来神楽」を奏し、神舞を奉納しています。この入来神舞「十二人剣舞」の中に国歌「君が代」が朗詠されています。このことから、国歌「君が代」の発祥を入来神舞の中に見いだせるとして識者の注目を集めています。

2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)
2023.08.20-大宮神社(薩摩川内市)

入来神舞は11月23日と大晦日の例祭に行われ、奉納される舞を見るために多くの人が訪れます。

案内

ご祭神

  • 大己貴命(オオアナムチノミコト)

ご利益

解説[1]

神事・芸能

十一月二十三日~神舞(町無形文化財) 入来神舞と呼ばれ、鎌倉時代から踊り継がれており、毎年例祭に奉納される。古代入来隼人の隼人舞と中世に渋谷氏が伝えた雅楽、並びにその後流入した出雲神楽などが混和されて、演劇的入来舞が生まれたものと推測される。

種目は三十六番あり、それぞれ五種の神楽曲のいずれかを使って舞われる。種目を大別すると、古代以来の攘災呪術的舞(巫女舞・火の神舞・剣舞等)、稲作儀礼に関する舞(杵舞・田の神舞等)、岩戸神楽舞(天の岩戸の神話劇)とになる。二十二番舞は「十二人剣舞」であるが、この中で国家「君が代」が歌われることから、国家の源泉は入来神楽にあるといわれ、映画にもなって全国的に注目されるようになった。

なお大晦日にも奉納される。

由緒

当社は、近江国坂本に鎮座する日吉神社の支社として祀られて来た。日吉神社は山王権現とも云われ、古来朝野の信仰のきわめて深かった名神である。入来では、鎌倉時代に入来院地頭渋谷氏が勧請し始め牟田多に鎮座されたが、十一代領主入来院重豊の時現在地に遷座されたと伝える。入来院内諸社の総社として、産業生産、縁結びの神として郷民に厚く尊崇され、明治四年郷社に列格された。

令和三年七月十五日 薩摩川内市入来町浦之名五七〇〇鎮座 鎮守神社を合併。

施設情報

所在地等

895-1402 薩摩川内市入来町浦之名7308

電話番号:0996-44-2390

FAX番号:

運営

大宮神社

営業時間

営業時間:なし

定休日

なし

その他

駐車場:あり

訪問記録

2023.08.20 初回訪問/川内方面ソロツーリング

参考資料

  1. 大宮神社 | 鹿児島県神社庁  https://www.kagojinjacho.or.jp/shrine-search/area-hokusatsu/%E8%96%A9%E6%91%A9%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%B8%82/456/
  2. 大宮神社(君が代発祥の地) – こころ | 薩摩川内観光物産ガイド https://satsumasendai.gr.jp/spotlist/1854/
  3. 大宮神社(君が代発祥の地) | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅 https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10438

脚注